第四回キャラバンのお話

キャラバン出場記録

謎の野球ゲーム大会

去年のキャラバンは日本2位に輝いた。それまで会場優勝すらしたことなかったのに大躍進だ。
今年も良い成績を残さないと。なんせおいらは今や南キャラバンの総大将やからな(自称)
この年はハドソンとNECが共同開発したPCエンジンが発売された事もあり、キャラバンがどのハードを採用するのか、どんなゲームになるのか話はつきなかった。
そしてついに発表された!使用ハードは。。PCエンジン
自社も開発に関わったPCエンジンが採用されるのはまぁ妥当なところ。そして大会公式ソフトはどんなシューティングゲームだ??
とワクワクしながら確認。
使用ソフトは!【パワーリーグ】。。。は?パワーリーグ??野球ゲームやん!マジで?何かの間違い?キャラバンゲームが野球ゲームってなんぞ!
そう、これまでシューティングゲームが公式認定ソフトになっていたのだが、この年は野球ゲームが採用された。
。。どないやってキャラバンするねん。。誰もがそんな疑問を抱いたに違いない。
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大会ルール

個人戦ではなく2人または3人のチーム制
・チームメンバーは必ずゲームをする(傍観はだめ)
・予選は3回、決勝は5回、最終地区決勝は9回まで
・得点>ヒットの数で競い、同点なら最終ジャンケン(糞
・各地区毎1週間ほど毎日大会を開き、各日優勝者は最終日に開催される決勝戦に出場することができる。
・決勝戦で優勝したチームが地区代表となり、後日東京で開催される全国大会出場権を得ることができる。
ここでとんでもない事態が発生
なんと大阪大会は無し!!
んなバカなwww
あの時代、PL学園とか人気高校がたくさんある大阪で大会が開かれへんとかないわww
まさか!甲子園は大阪ではなく兵庫県にあるからとかわけわからん理由で大阪を外したんじゃないやろうな。
などと邪推を呼んだ。
まぁ実際はおそらく大阪で役1週間も会場を押さえられなかったのだろう。
それでも京都大会と兵庫大会が開催されるので、そちらまで行けばいいやと。
第3回に四国やら埼玉やら行ったことを考えたら近いものだとww

さて、チームメンバーはどうするか。。

勝敗を左右する大事なメンバー選択だ。。とはいえ南キャラバンはなかじ1人が奮闘していたこともあり、一緒にチームを組みたいような人はいなかった。そんな中白羽の矢が立ったのは地元のゲーマー中西こと、「なっかん」
なっかんはシューティングゲームはともかく、スポーツゲームやカーレースなどのゲームは超うまかったのだ。
二つ返事でオッケーをもらい、「ダブルN」としてチームを結成した。
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いざ出陣!

まずは京都大会。
京都大会は兵庫大会より数日早く開催された。なかじは守備 中西は攻撃を担当。チームはライトンズ(西武)
が、予想外にも予選一回戦から苦戦をしいられる。苦戦を強いられながらもなんとか準決勝にコマを進めたが、当時蛇道軍団3軍の通称「カッパ」のチームに敗戦してしまう。
チームが負けたことよりカッパに負けたことが何よりも悔しかったww
続く京都大会2日目もやはり準決勝で敗退。
そして3回目は兵庫大会初日。しかし投打がかみあわずまたしても準決勝にて敗退してしまう。
どうしても調子が上がらない為、気分転換をかね、チーム名を【Nダブル】に変更。
4日目は、京都大会へ出場。Nダブルにて見事優勝し、地区決勝大会へと駒を進めた。一安心。しかし第2回キャラバン南チャンプの大西兄と弟と蛇道の青柳の守銭奴チームや京都の新井のチーム、吉川軍団の吉川率いるドラえもんチームも決勝へと名乗りを上げている。
そういえばあのカッパのチームも決勝に進んでたよ。。
5日目は大会に参加せず家で練習。

いざ京都地区大会決勝へ。

しかし名だたるチームが決勝に進んできた。正直この猛者達の中優勝は難しいと思わざるをえない。。
そして決勝戦初戦は新井のチーム。
新井もなっかんに劣らずスポーツゲームが上手い。さすがに上手い。結局両チーム同点のまま試合終了。
じゃんけん対決となる(笑)
新井となかじのジャンケン対決だ!
キラーーン!!
新井とはこれまで幾度となくジャンケンしている。そう、彼には京都人特有の癖があるのだ。
それはジャンケンチョキの出し方。通常は人差し指と中指でチョキを作るが、京都人はそれに親指を加え、まるで「3方向の定理」によって3つの指の関係性を示しているようなチョキを出すのだ!
新井は絶対チョキを出す!なかじは確信した。
ジャーンケーン ホイ!!
なかじ、、グー
新井、、、チョキ!!!
ほらきた!!www新井はチョキやwww
負けた新井は3回勝負や!3回勝負や!とほざいて言っていたが、聞く耳を持ちませんよw
続く第二回戦は大西兄弟の守銭奴チーム。
こいつらは優勝候補だ。当然苦戦が予想されるが、ここでなっかんが本領発揮!!
デブやぎ青柳から一本ヒットを放った!!!やった!5回までの勝負。基本的にヒットの数で勝敗が分かれる中、ヒット一本で致命的なのだ。さらになっかんがたたみかける!
ランナーを一塁においてバッターは絶妙なバント!デブやぎ青柳がボールを処理するも何と2塁へ投げるがセーフ!!1塁も当然セーフ!フィルダースチョイス!ヒット2本目!これは大きすぎる!守銭奴チームからヒット2本も奪うとは。
なかじの勝気が上がる!大西兄弟を見事パーフェクトに抑え、守銭奴を破った!
「お前がヒット2本も打たれるからや!」大西兄弟仲間割れwww
「いやいや、苦しい時こそバッターが点をとってやることこそチームワークやろ」と珍しくなかじはデブやぎをフォローする。

さぁ地区決勝戦!

守銭奴を破るなんて!こんなチャンスは滅多にない。決勝で勝てればもう全国大会まで大会に出場する必要もなく、練習に専念できる!なんとしても勝つぞ!
決勝は吉川のドラえもん軍団。弱くはないが守銭奴たちを破ったNダブルは勢いに乗っている。負ける気がしない。
結果、なっかんがホームランを放ち。2-0で圧勝!!見事京都地区大会優勝を収め、東京で行われる全国大会決勝トーナメント出場切符を獲得した。

その後、兵庫大会

京都大会を制したなかじとなっかんのNダブルは調整を兼ねて参加しなくても良い兵庫大会にも顔を出した。
この日はなかじと中西、そしてまた友人の信木(のぶき)をチームに入れ「レッツゴー3匹Nトリプル」というチーム名で大会に出場。すでに京都代表になったので心に余裕がある。なんと兵庫地区予選優勝しちゃったよwww
午後からの決勝トーナメントに進める。だが、このチームは遊びの為決勝トーナメントで大西チーム、金子チームに負けてやると約束する。(あぁ八百長だ)
実際どこのチームに負けたか忘れたが、結局負けてやるのではなく、普通に負けた記憶がある。こうして、関西の大会は幕をおろし、9月に行われる全国大会決勝トーナメントを待つ事になる。
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全国大会

地区予選が8月いっぱいで終わり、9月後半に東京に全国の猛者が集まって決勝トーナメントが行われることになった。ただ、、キャラバンは例年8月なのだ。9月に入ると体はすでにOFFに入っているのだよw
調子はみるみる下がっていった。
そして9月24日の土曜日に新幹線にて東京へ向かう。ホテルは4人部屋だった。岡山のチームと一緒の部屋だった。ただあまり記憶がないwどんなホテルだったかなぁ。
次の日、会場へは山手線を使って移動することになるが、なんとハドソンのスタッフは、我々を見失わない為にゼッケンを付けさせやがった!ゼッケン付けながらぞろぞろと山手線を移動するサマは、、
しかもあいにくの大雨。いやな予感がする・・。
大雨により大会が進まない。スタッフがイライラしてやがる。こっちもイライラするっちゅうねん!そもそも無茶な大会だよ。よくこんだけの人を全国から集めたものだ。
そんな中全国大会は始まった。やる気は出ないがやるしかない。。
一回戦は何とか勝ちあがれたが調子が悪い。。
2回戦は何と同じ部屋の岡山のチームだった。なかなか強い!というか、こっちが弱くなった。。なっかんも速球に手がでない。が、ピッチャーなかじも踏ん張って何とか0-0。ここでとんでもないことをスタッフが言い出した。
じゃんけんで決着付けてくれ。【はぁっ?】
全国大会、しかもわざわざ東京まで来てじゃんけんだとぅ?なかじも食い下がるも、スタッフも引き下がらない。仕方ない。
京都大会で新井をやぶったアレしかない。グーだw。
運を天に任せグーを出す。相手は・・パー・・・
無念・・。
なかじの全国大会、東京でジャンケンで散るw。
なっかんの敗戦の弁「あいつらアホやからパーだしよったなw」心強い言葉だったよw大笑いしちまった。・・・・いやいや、
納得するかぁ!スタッフに文句いうもスタッフもそれどころではない。仕方ない。
大変な大会だったしな。開催させたことと遂行したことは賞賛すべきことだね。お疲れ様でした。
優勝は、わけのわからんどこぞのチームでした。まったく記憶にないw。その後前回優勝者の清水くんが会場に来ていたので、話をして帰った。
この夏は、何とも消化不良みたいだったなぁ。来年に期待し幕をおろす。
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