1980年に一世風靡した電卓のゲーム「デジタルインベーダー」を知っているかい?
自称永遠の25歳のなかじは生まれていないことになるわけだが、今回はその辺無視しような。
デジタルインベーダー
デジタルインベーダーを語るには、まずなかじの話をせねばなるまい。
なかじは生まれつき心臓に穴が空いていたらしい。病名は「心房中間欠損症」のはずなんだが、現代のお医者さんに聞くとそれは「心室中核欠損症」だと言われる。いや、当時診察してくれた黒田先生は間違いなく「心房中間欠損症」と言ったのだ。絶対。。まぁそれは置いといて。
その病気が発覚したのが小学校2年の時。学校の健康診断で心電図の数値が異常だということから発覚した。
すぐさま緑橋小児センターという今はなき大きな病院を紹介してもらい母親と通院した。そこでレントゲンを撮ったところ、なんと心臓の大きさが2倍に膨れ上がっていたのだ。心臓に穴が空いていたことにより心臓の負担が増したためだという。
とはいえ、なかじは運動バリバリしていたし、息苦しくなった記憶もない。単に鈍感だったという可能性は否まない。
黒田先生の診断では、すぐにでも心臓の穴を塞ぐ手術が必要だという。しかし小児センターは満床で、早くても2年後にしか入院してできないらしい。母親は泣いていたが、なかじはあっそう?他人事にしか感じていなかった記憶がある。
ところがだ、家に着いた途端緑橋小児センターから電話が鳴った。なんでも入院キャンセルが出たため、急遽なかじをねじ込むことができたというのだ。そしてその1週間後なかじはその緑橋小児センターへ入院した。
あ、そうそう、入院する前に近所の馴染みのプラモデル屋さんに行って、おばちゃんに入院するからプラモデル買いにきてんと言ったら、10個プレゼントするから持っていきなさいって言ってくれた。なかじはぱぁっ😊と笑顔になり、「ありがとう!」と言いながら12個もらっていった🥺厚かましく。。
しかも入院前に全部作っちゃったしな🥺
そして入院したら、田中という男の子が電卓で遊んでいたんだ。そう「デジタルインベーダー」で。
それがなかじとデジタルインベーダーの出会いだった。話めちゃくちゃ長かったけどそういうこと。
どんなゲーム?
電卓画面の右側から、ランダムで数字た左に押し寄せてくる。左端にある数字は自機で、ボタンを押下すると数字が一つずつ変化するので、押し寄せてくる数字と同じ数字してからFIREボタンを押すとその数字が消えるのだ。
消した数字を足して10になるとnというUFOが現れる。こいつはボーナスで得点が増えるのだ。
ただそれだけのルールなのだけれど、とても面白い。後半になれば押し寄せるスピードが鬼になる。
なかじはハマった。
入院中田中くんに電卓を借りてデジタルインベーダーをしまくった。
養われた集中力
ほっておいたら4時間でも5時間でもデジタルインベーダゲームをしまくるなかじ。誰かが止めなければならない。そんなレベル。
手術が終わって退院したら、退院祝いに電卓ゲームを買ってもらった。
それはそれはもう四六時中ゲームしまくりよ。もう誰かが声をかけてもやめない。とことんゲームする人。
思えばこのゲームがあったからキャラバンで優勝するほどの実力がついたのかもしれない。
止めたのは誰?
父親
全くもって家族の言うことを聞かないなかじを見かねて、父親が電卓を取り上げ、真っ二つに折って捨ててしまった。
なかじギャン泣き😂
あの時は怒りまくっていたが、今思えば、そうしないと止められなかっただろうなと。1番良い方法だったように思う🥺
なんでそんな話を?
いや、ただ思い出しただけ😂オチなし
ていうか今調べてみたら2018年にカシオがデジタルインベーダーを復活させたらしい😂
https://casio.jp/dentaku/general/game/
操作方法や攻略法まで掲載しとるやん😂
興味あったら買ってみて。
え?なかじは買わない。もうしないって亡き親父と約束したから。